効果的なクラウド人材の育成に向けて

佐々木 哲哉(ささき てつや):GDSC エンジニアリング統括 【写真左】
大学卒業後、アパレル向けの販売管理システム開発会社で要件定義から導入サポートまで経験し、その後PM、PdM、部門管理職、開発部長などを歴任しました。2009年にオルビス株式会社へ中途入社し、2022年にICT担当部長に就任しました。現在はGDSCにてポーラ・オルビスグループ全体のデジタル・テクノロジー戦略の立案・実行、エンジニアリング統括としてデータ戦略、クラウド戦略、ITプロダクト開発のマネジメントをしています。また、IT組織戦略としてエンジニアが働きやすい環境や制度を整えることで、パフォーマンスを最大化することに尽力しています。
堀 瑞希(ほり みずき):GDSC クラウド戦略チーム【写真右】
新卒で入社した総合エンタテインメント会社では、Webサービスのリニューアルや運用、ITガバナンスの立案・推進、IT人材育成に携わりました。その後、2023年9月に株式会社ポーラ・オルビスホールディングスに入社し現在はクラウド戦略チームのメンバーとしてクラウドを軸に社内外への情報発信やコミュニティの企画、技術支援等グループ横断での新たな価値創造を目指した活動を行っています。最近はオーツミルクにハマっているので、オーツラテがメニューあるカフェを探し歩いています。
こんにちは。採用担当です。
2024年2月にAWSパートナーネットワークにおいて、AWSセレクトティアサービスパートナーに認定されたことをお知らせします。
参加背景や今後の展望などを担当者にインタビューを行いましたので、ぜひ最後までご覧ください。
―AWSパートナーネットワークとは
AWSパートナーネットワークは、AWS上の開発や構築経験を持つ企業を対象に世界規模で展開しているパートナープログラムのグローバルコミュニティです。このネットワークには、200を超える国々から130,000社を超えるパートナーが参加しています。
―AWSセレクトティアサービスパートナーとは
AWS セレクトティアサービスパートナーとは、お客様がAWSのあらゆるサービスを最大限に活用してクラウドへの移行を迅速化するためのコンサルティングやマネージドサービスといったプロフェッショナルサービスを提供する企業のことです。認定を取得するためには、AWSのトレーニング受講者数と認定資格試験の合格者数が一定の条件を満たすこと、そしてAWSを活用した実績が一定数ある事が要件となります。
―AWSパートナーネットワークに参加するきっかけを教えてください
堀
AWS re:Invent 2023 に参加した際に周りから大きな刺激を受けたことがきっかけです。
2023年12月に佐々木さんと私含めた3名でアメリカのラスベガスで開催された AWS re:Invent 2023に参加をした際に、新しい技術の発表や多くのトップエンジニアのみなさんとの交流が大変刺激になりました。また、AWSを活用されている企業の特徴を追うとAWSパートナーネットワークに参加をされていて、様々な接点をもってパートナーシップを確立されていたことが印象的でした。
佐々木
私たちGDSCの中期計画実現のためには、クラウドを使いこなすことは必須だと考えていました。そんな中、AWS re:Invent 2023に参加をして、様々なクラウド活用に着手されている企業のエンジニアの方やAWSトップエンジニアの方々との接点の中で、事業でクラウド活用を加速させていくには、社内の人材育成が急務であることを再認識しました。
そこで注目したのがAWSパートナーネットワークでした。 AWSパートナーネットワークのトレーニングコンテンツやAWS技術セミナーなどを活用することで、効果的にクラウド人材を育成し、私たちも刺激を与えられる存在に進化をしていきたいと考え参加を進めました。
私たちはAWSを活用、推進する上で以下3つの観点が重要だと考えています。
●AWSの進化に接点をもつ
●AWS人材の確保、育成
●トレンドを追い続けていく
AWS re:Invent 2023を通して、たった1年でも数千の新規機能や機能アップデートがされ大きく技術が変化していたと感じました。トレンド(進化)に触れ続けていくことによってより早く良いものを事業へデリバリーしていけると思っています。
―今後の展望をお聞かせください
佐々木
主に以下2点を考えています。
1点目は、社外ネットワークの強化です。
社外ネットワークを通して他社の方たちと自社の活用事例を共有し、お互いの知見を高めて双方の人材交流につなげていきたいと考えています。さらにはネットワークを広げて事例やコミュティの加速をさせていきたいです。
2点目はアドバンスドティアへの昇格を目指します。
私たちがポーラ・オルビスグループの事業の中でクラウドを最大限に活用することで、ビジネス成長にも寄与していきたいと思っています。その成果として2024年にアドバンスドティアへの昇格も目指すことを考えています。
堀
また、アドバンスドティアに上がることで吸収できる情報の幅が広がっていきますのでさらに人材育成での観点でも貢献していきたいです。
現在、社員の基礎能力の開発のためにAWS勉強会も定期的に取り組んでいます。 資格を取ることが目的にならないように内容などを工夫して実践的なところから入ってもらえるようにしています。
佐々木
加えて「ALL Certifications Engineers」と「Top Engineers」の獲得者も内部から輩出することを狙っています!
折角コミュニティに参加をさせていただきましたので、情報をインプットするだけではなく、様々なネットワークを通じて社内外でクラウド人材の活躍の場が広がっていくように寄与していきたいと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
CCoEチームでTech Blogも運営しています。 AWS re:Invent 2023の様子も掲載されていますのでぜひご覧ください。
▼AWSセレクトティアサービスパートナーの認定お知らせ情報
20240405_topics.pdf (po-holdings.co.jp)
※記載内容は2024年4月時点のものになります。