2024.07.25

組織

事業の基幹業務を支えるシステムづくり~事業管理システム企画チーム~

#技術 #プロジェクトリーダー #中途採用 #チーム紹介
【写真】望月雅敏(もちづき まさとし) グループIT統括 事業管理システム企画チーム リーダー
新卒でSIerに入社し金融系のシステム開発案件を経験。2009年に株式会社ポーラの情報システム部門に入社をしました。入社後はポーラのシステム開発に携わり基幹システムの改修プロジェクト等を経験したのちに2018年から管理職としてチーム作りにも従事しています。

 

こんにちは。GDSC採用担当です。

 

今回はGDSCチーム紹介ということで、事業管理システム企画チームについてチームリーダーの望月にインタビューをいたしました。

 

 

事業管理システム企画チームの役割やミッションについて教えてください

私たちは、ポーラ・オルビスグループ(以下、POG)全体の会計システムを中心にグループ会社である株式会社ポーラの基幹システムやECシステムを担当しているチームです。システム企画や要件定義、運用保守まで一貫して担当をしています。会計領域は事業運営に重要な決算業務や決算データとの整合性などに直結するシステムが担当領域となるため、正確性が求められます。事業の基幹業務を支えるシステムでもあるため、安心安全に稼働させることが大事だと考えています。

 

 

チームのプロジェクトについて教えてください

昨年、株式会社ポーラはOMO(Online Merges with Offline)推進のため、全ての販売チャネルの顧客IDを統合した基盤を構築し、リリースしました。これにより、どの販売チャネルにお客様が訪問されても「はじめまして」ではなく「いつもありがとうございます」という関係を築け、チャネル共通のサービス提供ができるようになりました。

 

更にサービスの充実を図りEC(オンライン)と店頭(オフライン)の垣根をなくしていくための改善を進めています。私のチームではECのシステム管理をしていますが、お買い物の利便性を追求するだけでなく、EC内のコンテンツ改善によるブランド体験の機会を拡充する施策を事業側と検討しながら進めています。

 

その他に、お客様に新しいサービスをスピーディーに展開していくために、基幹システムのマイクロサービス化を進めています。お店の情報を1つの巨大な基幹システムだけに持たせていることがデジタル変革の妨げになっているため、マイクロサービス化をすることによって柔軟な変化が必要な機能だけをスケールアウトし、全体のシステムに負担をかけずに開発プロセスを迅速化することにより効率的なシステム開発を実現します。

 

オンラインとオフラインのチャネルを統合し、顧客にシームレスでパーソナライズされた体験を提供することで、顧客満足度を高め、ブランドロイヤリティを強化することを目指しています。

 

業務の中でのやりがいと大変なこと

プロジェクトマネジメントの難易度が高い点が、やりがいでもあり大変なところだと感じています。規模の大きい案件が多いため、チーム内だけで完結する業務は少なく、各事業部門と密接に連携する必要があります。そのため、システムに手を加える際には関連する他のシステムや事業部門、開発においては複数の協力会社様の調整など複数存在するため、間に立って舵取りを行う必要があります。これらを整理してプロジェクトを進めるのは大変ですが、その分の達成感も大きくやりがいも感じています。

 

働き方、チームメンバーについて

グループ理念である「感受性のスイッチを全開にする」を体現するために「主体的であれ」をより分かりやすい指針として、「人のせいにしない」というのをチームの方針としています。事業要請に応えるシステム構築という私たちの仕事の特性上、受身になりがちで、そうすると何か問題・課題があったときに他責になりやすくそこで思考停止してしまいます。そのため、当指針のもと自分だったらどうするか?という考えに立ち返り、推進するマインドの醸成を大事にしています。

 

またチーム内でのコミュニケーションでは、リモートワークがメインとなりますので、できる限り接点を取ることを意識しており、メンバーの発信がなかったという日が無いようにしています。

 ・日々Teamsでの始業・終業の挨拶、雑談チャット

 ・チームメンバーと1on12週に1回)

 ・チームMTG(週に1)

といった定期的な接点に加え、随時個別のミーティングも実施しています。

 

今後の展望

今年に入って、POG全体を横断するシステムに関わる機会が増えてきました。海外を含め全体を見て最適なシステムの在り方を考え、それを具体的なシステム全体像に落とし込んでいきます。これまでの個社最適の視点から一歩進み、グループ全体の最適化を目指し、様々なプロジェクトを推進していきます。

 

ポーラやオルビスなどブランドミックスの機会が増えることで、システムの解像度が高まり、全体の最適化をより一層進めることができると考えています。今後も、グループ全体の成長と発展に寄与するための手段として様々なシステム開発に取り組んでいきます。

 

求職者の方へメッセージ

POGは2029年に創業100周年を迎えます。この長い歴史の中で、整備された部分と複雑な部分が共存する環境が形成されています。グループ全体の最適化を進めるためには、私たちも進化し続ける必要があります。その過程で、ITを使って様々な効果を生み出していくことを共に考え、事業と一体となって変革を実現していきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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